YOHAMA CHINATOWN GUIDE * "BOTANEN" 040411 *

横濱中華街光臨指南
◆　牡丹園　◆

☆★☆　春宴会　☆★☆

友人から『横濱中華街の牡丹園という店で宴会をするからこないか？』とのお誘いだ。
『牡丹園なら私のＨＰで紹介しているから参考にして、いろいろリクエストするといいよ』とアドバイスをしておいた。
つまり、今回は私は宴会設定に直接タッチしていないので、大変楽ちんな宴会なのです。
牡丹園側からみると、”初めてのくる客”に対してどんな料理をだすのかちょっと気になるところ。
大変に楽しみでした。

◆◇◆　ご注意　◆◇◆
ここで登場する料理は、予約が必要なこの季節ならではの、それなりの人数が必要な宴会料理ばかりです。
同じような料理を希望される方は、ある程度の人数を揃えたうえで、予約時にお店の方と充分に相談してください。

☆★☆ データ ☆★☆

場所：牡丹園
日時：２００４年０４月１１日（日）午後６時３０分～
参加人数：１０名
予算：それなりのお値段
予　　約：あり
リクエスト：
- 海鮮茶碗蒸が食べたい
- すっぽんの蒸スープが食べたい
- 化学調味料はできるかぎり使わないでください
- 季節の食材をつかった料理をだしてください。　　　　
- その他は不明
※料理名は私が勝手につけました。お店のひとに言っても通じないので注意してください。

☆★☆ 料理 ☆★☆


1.廣東式魚鮮（中華風刺身）	2.清燉水魚	3.炒時菜	4.是蛋

１．廣東式魚鮮（中華風刺身）
牡丹園でちょっと予算をかけた宴会の定番。鯛の中華風の刺身。
この皿が登場しただけで、「おおっ！」と歓声があがりました。もう、パニックです。
いつもどおり、大変に美味しく、いただきました。
２．清燉水魚
この日の宴会は、女性が多いということもあって、美肌効果の高いスッポンの蒸スープをお勧めしておきました。
蓋つきの容器が登場する。蓋をあけると、まったくもって素晴らしい香りが立ち上る。
材料は、すっぽんのほかに、松子、杞子、棗、鶏肉が入る。
一口飲み込むたびに、身体の細胞と細胞の隙間に染みこむようなそういう感覚がする。
蒸スープならではの深い味わい。疲れを癒し、肌を潤してゆくのがわかる気さえする。
実際、宴会の後半には効果が現れて、血色がよくなり、肌に張りがでていました。
３．炒時菜
春ならではの、この季節でしか食べられない旬の一品。
絹さや、そらまめ、筍、タイラ貝、イカの炒めもの。少し辛味を沿えてある。
筍の歯ごたえ、蚕豆の香り、絹さやのさわやかな緑の香り。イカ、タイラ貝も負けずに旨さを競う。メチャうまいぞ。
炒め物に優れた牡丹園ならではの美味しさだろう。
この日、いちばんのお気に入り。
４．是蛋(海鮮茶碗蒸)
牡丹園ならではの卵白の茶碗蒸。鹹蛋の黄身との相性も抜群だ。


5.炸醸茘枝	6.蟹爪のあんかけ	7.黒醋[火文]豬脚	8.菜心炒肉片

５．炸醸茘枝
さわやかな酸味と甘さが不思議な魅力を持つ、肉詰め茘枝の天ぷら。
これは好き嫌いがでたみたいだが、私は好きである。
火を通した果物は嫌いだ！というメンバーも、これはＯＫとのお言葉。
６．蟹爪のあんかけ
おなじみ料理なようでいて手間がかかっている。
蟹のハサミのまわりを蟹肉のすり身でくるんで、さらに、その上に蟹肉のすり身の練り物を板状にして、巻きこんでいる。
ちょっと説明不能。これを蒸しているのかな？さらに貝柱のあんかけにしてある。
この皿が登場したときは、内心「牡丹園にしては、平凡だな」と思っていたのですが、それは大間違いで大変に美味しいものでした。
みんなにも人気が高かったようです。
７．黒醋[火文]豬脚
おお！豚足の黒酢煮の登場だ。大好物の登場だよん。
これは産後の肥立ちがいいようにと、嫁の労をねぎらう廣東郷土料理。
豚足を氷砂糖と生姜で煮込んでり、ネットリとして美味しいのだ。生姜も大変に美味しい。
スッポンと相俟って、美肌効果が期待できる。
８．菜心炒肉片
菜心と塩肉との炒め。さわやかな苦味が嬉しい菜心。塩肉と炒めてある。
既にお腹がっぱいなんだけど、美味しくて食べちゃいました。


9.上湯炒飯のスープ	10.炒飯	11.蟹肉蘿蔔[米羔]	12.西米露

９～１０
上湯炒飯。
鯛のお刺身がでる宴会ではセットとなっている、鯛の頭でダシをとった上湯炒飯。
スープだけでも美味しいし、炒飯だけでも美味しい。さらに、この二つを合体させると、＋αな味になるから不思議。
１１．炸花巻
花巻の揚げ物、練乳添え。
花巻が香ばしく、それだけ食べても甘味があって美味しいのですが、これに練乳をつけるとこれもまた美味。
シンプルだけどいいよね。
１２．杏仁荳腐
おなじみ杏仁荳腐。
初めて牡丹園に行ったとき、「ここの杏仁豆腐は不味くて食えねえ！」と思ったものです。
でも、いまは違います。けっこう美味しくなりました。いま流行りのフルフルしたやつです。

◆　◇　◆

牡丹園に初めて訪れる客からの予約宴会だというのに、内容の濃い料理の数々に驚くばかり。
もちろん、これは予約時に的確なリクエストをしているからこその結果に他なりません。
特に豚足の黒酢煮は、牡丹園のパブリックイメージとはかけ離れているので、冒険だったのではないでしょうか？
こういう料理をだしてくれる店は滅多にありませんから、大切にしたいものです。

◆◇◆ 中華料理・経済時菜・各種麪類《牡丹園》 ◆◇◆
〒231-0023
神奈川県横浜市中区山下町１４７番地
TEL:045-651-9168/FAX:045-681-1540

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