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２００３年の夏は記録的な冷夏だった。
しかし、残暑は例年どおりの暑さである。冷夏だっただけに、却って暑く感じられる。
夏と言うには遅過ぎる、秋というにはまだ早い、そんな季節の宴会は、季節感を出し難い。
無理して秋モノの走りの食材を使っても、値段は高いし味も冴えない。
そして、なんといっても、こんな猛暑のなかで秋物を食べても気分がついていかないのである。
こういうある意味難しい季節なので、今回はあまり気負いのない、通年食べられそうな上海の家庭料理を中心にリクエストした。
その結果、上海料理の教科書に載っていそうな料理の連続となった。
− 注意！ −
料理は全て要予約です。また、人数をある程度揃えないとでできないような料理もあります。
希望される方は、事前に店とよくご相談ください。
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今回の料理を相談しているときに、萬来亭に来ている上海人のお客さんからも
いろいろとアドバイスをいただきました。とりわけ、菜飯は大好物だとのことでした。
思えば、萬来亭は開店当初よりも、上海人のお客さんが増えているような感じがあります。
きっと、故郷の味を求めて集まってくるのでしょう。
これからも、ホンモノの上海料理を提供していって欲しいものです。
