横濱中華街光臨指南・外傳
【陸羽茶室】
LUK YU TEA HOUSE
☆★☆ 孤高の名店 ☆★☆
香港中環にある《陸羽茶室》。この店ほど誤った情報が流布されているのは珍しいことだろう。ガイドブックなどには『サーヴィスが悪い』とか『飲茶専門店』だとか、いいかげんなことが沢山書いてある。
私の印象では、朝から夕方までやっている有名な點心よりも、夜に供されるクラシックな廣東料理の方が何倍も美味しいと思っている。特にスープが秀逸で、いままで経験したどんな店の高価なスープも、この店の例湯（日替わりスープ）にさえかなわない。
サーヴィスだって、初めてこの店を訪れた日から今日に至るまで、一度も不快な思いなどしたことがない（数えてはいないけれど、かれこれ４〜５０回は訪れていると思う）。料理の選択に迷っていれば、丁寧に相談にも乗ってくれるし、「これ、美味しいね」といえば「そうだろう、そうだろう。日本人のあんたにもわかってくれるかね？」という感じで笑顔が返ってくる。
今回は《陸羽茶室》で飲茶だ。《陸羽茶室》で飲茶をするのは本当に久しぶりなのである。
☆★☆ データ ☆★☆
- 場 所：陸羽茶室
- 日 時：１９９８年８月１２日（水）午後１２時３０分〜（予約なし）
- 人 数：２名
- 費 用：ひとり約ＨＫ＄１２５
☆★☆ 料理 ☆★☆
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| 1.雲腿三絲筒 |
2.家郷蒸粉菓 |
3.杏汁鮮[女乃][米羔] |
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| 4.牛柳絲薄餅 |
5.燒蜜銭雲腿 |
いつものごとく、オーダーシートにどんな點心なのか想像さえできない名前が印刷されているので注文してみた。雲腿三絲筒は湯葉巻きで、牛柳絲薄餅は春巻だった。
燒蜜銭雲腿は、中国ハムを甘く味付けして揚げたもの。初めはパサパサしているがよく噛む程に味がでてくる。前菜によし、持ち帰って酒のさかなによし。ビーフジャーキーみたいなものといえなくもない。夜のメニューに載っているものであるが、注文してみたらちゃんとでてきた。
一時期、《陸羽茶室》は點心の味を著しく落とした時期があった。この時期に不幸にして《陸羽茶室》を訪れたひとたちは、『《陸羽茶室》は味が落ちた』とか『思ったほど美味しい店ではない』と喧伝しているようだ。現在では、前にも増して美味しくなっている。喜ばしいことだ。
☆★☆ メモ ☆★☆
【陸羽茶室◆LUK YU TEA HOUSE】
香港中環士丹利街２４−２６
電話：２５２３−５４６４
＊夜は、予約をした方が無難です＊
◆参考文献（大変に重いファイルのため要注意）
雙喜大茶樓閉店に関する記事１(370KB)
雙喜大茶樓閉店に関する記事２(346KB)
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