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横濱中華街・大珍樓本店で新年会を実施しました。
例年ですと、香港の春節前後食べられる盆菜の豪華版を
依頼しているのですが、今回は、火鍋（鍋物）がテーマです。
大珍樓本店では、火鍋は冬場のメニューとして、走地鷄火鍋
（地鶏鍋）、支竹羊肉火鍋（羊鍋）、牛雑火鍋（牛モツ鍋）
などが用意されています。これだけでもう十分過ぎるほど、
本場の味が堪能できるのですが、今回はさらにもう一歩進め
て、香港の寄せ鍋（生鍋）宴会となりました。
■□■ 注意 ■□■
今回の宴会は、予約時に店の方と相談の上で内容を決定しています。
また、鮮度のよい海鮮類を豊富に入れていますので、けっこう値段が
張っています。同じような宴席を企画検討される方は、事前の十分な
相談と、十分な予算をもって店と交渉してください。
大珍樓では、「火鍋だけの宴会」というものを手がけたことがなく、演出をどうするか少々悩んだようです。
しかし、結局のところ、「あるがままに」となったのだそうです。
当日の状況は以下のとおり。
【配置】
土鍋を円卓に二つ配置。そのまわりに具を盛った皿を配置。
【スープ】
鍋１：チキンスープ
鍋２：牛テールスープ
【具】
＜海鮮系＞：伊勢海老、ホタテ、鰻、牡蠣、イカ、その他いろいろ。
＜内臓系＞：鷄モツの数々、豬モツの数々、牛モツの数々、その他いろいろ。
＜野菜系＞：鮑茸、白菜、レタス、春菊、粉絲、ドンコ、荳腐、その他いろいろ。
＜その他＞：水餃子、海老餃子、伊府麪、ご飯
【調理】
海鮮系の具は、チキンスープの鍋に投入。
内臓系の具は、牛テールスープの鍋に投入。
野菜、その他は、好きな方に投入。
【食べ方】
食べるときは、基本的に次の３通り。
（１）何も付けずに食べる。
（２）辛味のある醤油タレにつけで食べる。
（３）溶き卵に、醤油タレを入れて、これに付けて食べる。
それぞれによさがあります。
特に（３）の溶き卵で食べる、丁度日本のスキヤキを食べるときの
方法は、非常に新鮮な驚きがありました。
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お味ですか？旨いに決まってるじゃありませんか！
この世に不味い火鍋なんてありません。
ところで、鍋ものには、特別の効用があります。
それは、「親近感が増す」ってことです。みんな普段とは違う側面を
見せますし、全員が鍋奉行となって、食材の投入順序や、食べるタイ
ミング、食べ方までお互いに監視、指導するありさま。挙句の果てに、
円卓を囲む１１人全員が立ち上がって、何か叫んでいるという、それ
はそれは賑やかなことになりました。
この文字通り「同じ釜の飯を食った」という連帯感！
素晴らしいじゃありませんか！普段の宴会では、
こういう連帯感まで得られませんから。
宴会がお開きになって、いつもと違ってスポーツで一汗かいたような、
心地よい疲労感がありました。いや、クタクタになりました。なんか、
いつもと違う筋肉を使ったような。
しかし、楽しかった。やっぱり、宴会はこうでないとね。
