普段、あまり行動的とはいえないような生活をしているのですが、
なぜか香港にはよくいきます。長年香港通いをしていて、ふと気が
ついたのですが、レストランに普通にあったような料理でも、見た
目が地味で華がないような料理が姿を消しつつあるような気がしています。
また、日本と同様、健康志向も強まっていて、ラードをはじとする油
の使用量が減っていたり、味付けが軽くなったり、コレステロール値
の高そうな部位を使用しなくなったりしている傾向も顕著に見られます。
料理は日々進化しますし、人々の好みも時代によって変わるものです
から、これらの変遷を否定する気は毛頭ありませんが、古い料理を忘
れ去ったり、断ち切るようなことは少々寂しいように思います。
そこで、香港・廣州の比較的古い料理をだしてもらうことにしました。
店はいつもの大珍樓新館ではなく別館。２階を貸切っての宴会となりました。
この宴会で登場した料理は、事前に十分に時間をかけて
打ち合わせて決定したものです。決して安くない予算の
提示、人数を揃えるなどの諸条件をクリアして実現して
います。同じような内容で宴会を希望するのであれば、
諸条件を店側と確認して実現していってください。
このような手続きは、慣れないと大変かもしれませんが、
言い換えれば慣れてくれば難しいものではありません。
是非、実現していってください。素晴らしい宴席になることでしょう。
