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友人から『雲南料理の店がオープンしたから宴会をやろう』との
誘いを受けた。少々興奮気味であることから、大変な事態なのだ
ということがわかる。これは行かねばなるまい。
☆ ★ ☆
さて、雲南料理･･･馴染みがない。
「過橋米線」という料理名が、科挙の勉強をしている夫のもとに橋を
渡って食事を運ぶ際、料理がさめてしまうのを防ぐためにスープに脂
を張ることで解決した、という故事からきているらしい･･･くらいしか
知らない。知っているのは、雲南省がベトナム、ラオス、ミャンマーに
隣接した地域で、茶の名産地であること、多数の少数民族が住んでいる
らしいことくらいだ。
雲南については判らないことだらけだが、とにかく宴会に行ってみた。
今回は友人が幹事なので、私は何にもしなくていいので楽である。
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大変に興味深い店が登場しました。
食後、お店の方とお話したのですが、雲南料理はいわゆる
薬膳料理に使われている食材を日常的な食事で摂取してい
るのだそうです。薬膳料理！などと気張らず、日常的に摂
り込むことこそ、本来の姿ではないでしょうか。
また、雲南料理には、味噌などの醗酵食品や燻製などが発達し、
大変に豊かな食文化があるようです。もう、聞いているだけで
何度も宴会したくなっちゃいました。
ところで、この店が雲南料理を提供し続けてくれるかは、
難しいかもしれません。なぜなら誰も雲南料理をオーダー
しないからです。せっかくこんなに素晴らしい店がオープン
してくれたのです。雲南料理をみなさんも是非楽しんでください。
