回回回 横濱中華街光臨指南 回回回
萬珍樓本店
☆★☆ 夏日之筵 ☆★☆
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| 異様に豪華 |
萬珍樓本店で５年ぶりの宴会。
この間、萬珍樓本店は、２００２年に焼失しましたが、翌年豪華に再建しました。
再建後、初めての訪問です。
萬珍樓には、公式サイトがあり、季節のコース料理などを紹介しているのですが、
正直なところ、興味が持てる内容ではありません。
しかし、興味が持てる内容に変えてもらえばいいわけで、
ここはやはりご相談ということになります。
萬珍樓は公式サイトに予約フォームがあるので、まず予約をとり、
その後、何度かメールを遣り取りして、料理内容を決定しました。
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| 秘密結社 |
『極東中華アロハ會』とは、
「中国料理を食べるときは、アロハシャツを着ましょう」という趣旨の會。
出席者は、店の受け付けで、『極東中華アロハ會です』と予約名を名乗らなくてはならず、
非常に恥ずかしい思いをしなければなりません。
ちなみに、海外活動では、『国境なきオヤジ団』と名乗っております。
− 注意！ −
ここで紹介されている料理は、全て要予約です。
また、人数をある程度揃えないとでできないような料理もあります。
希望される方は、事前に店とよくご相談ください。
☆★☆ データ ☆★☆
- 場 所：萬珍樓本店
- 日 時：２００５年７月３１日（日）午後２時００分〜
- 参加人数：１１名
- 費 用：全部で９０，０００円くらい
- 予 約：あり
- リクエスト：
- 廣東家郷菜または潮州家郷菜
- ローカル色を色濃くだすこと
- 季節感のある料理
- 化学調味料できるだけ使わないこと
- 廣東人好みの味付けで作ること
☆★☆ 料理 ☆★☆
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| 如意大●盆 |
- 如意大●盆（●は、手偏に并）-廣東燒味（ロースト）の盛り合わせ。
１２時から右回りで、燒肉（皮つき豚肉）・燒鴨（家鴨のロースト）・金銭鷄（脂身とレバーの挟み焼き）・叉燒（焼き豚）。
以前の萬珍樓の焼き物は、不味かったです。
しかし、今回の皿に、我々は驚きを隠せませんでした。
なぜなら、圧倒的な旨さで我々を制圧してしまったのですから。
日本ではなかなかお目にかかれない金銭鷄の旨さに感動し、燒肉の歯応えにメロメロ。
もちろん、燒鴨、叉燒のうまさに、香港を思い出す。
素晴らしいです。この一皿で、この店を選んでよかったと思いました。
やっぱり、廣東料理店と名乗るのなら、こうでなくっちゃ！
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黄金の騎士の登場
おっ！なんだこれは？
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| おお！冬瓜[中/皿] |
- 冬瓜[中/皿] （フカヒレ、海鮮入り、冬瓜の姿蒸しスープ）
今回の宴会は、この一品のために設定したようなものだ。
暑気払い効果のある冬瓜は、夏ならでは食材。とりわけ、このスープは、人数をそれなりに揃えて、
予約しないと食べることができないので、なかなかありつくことができない。
それだけに、皆の楽しみでもある。
黄金の鎧が登場しただけでも、一同大騒ぎなのに、蓋をあけて冬瓜が登場すると、
大変な盛りあがり様。
予約ならではのプレゼンテーション効果あふれる楽しい一品。
香りよし、味もよしで、言うことはありません。
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| 梅子蒸大蝦 |
椒鹽脆荳腐 |
南乳蓮藕[月南]仔 |
金銀蛋●菜 |
ここからは、ローカル色の濃い料理が登場。
私的には、非常に嬉しい皿の連続だが、これを喜んでくれるひとがいったい何人いるのかは甚だ不明。
私のマネをして、泣いたり怒っちゃいかんですよ。
- 梅子蒸大蝦 （蝦の梅肉みそ蒸し）
梅肉みそというと、日本人から想像するとスッパイ/ショッパイの梅干をイメージしますが、少し甘めです。
香港にいきますと、ボラ（烏頭）と蒸したりして、大変においしい一品になります。
淡白な海鮮食材に合わせて蒸すとおいしいようです。
- 椒鹽脆荳腐 （揚げ荳腐）
何もこんなに豪華に盛らなくてもいいんです。揚げ豆腐なんですから。胡椒と焼き塩つけて食べます。
もう、これ大好物で香港行くとしょっちゅう食べてます。
味と歯応えもみなさんのご想像どおりなのですが、いいんです。こういうのが一品あるとホットします。
- 南乳蓮藕[月南]仔（豚肉と蓮藕の南乳煮）
萬珍樓は、以前から煮込み料理が旨いと思ってます。今回もその力量がいかんなく発揮されてます。
豚肉の脂身の旨さ！南乳の薫り高さ！蓮藕の歯応え！素晴らしい一品でした。
- 金銀蛋●菜（●は、草冠に「見」。塩漬け発酵アヒルの玉子、皮蛋、インチョイのスープ煮）
なんて綺麗な皿なんでしょう！萬珍樓にかかるとこうなるの図。おいしい！
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| 紅燒鰻魚球 |
鹹魚鷄粒[保/火]飯 |
- 紅燒鰻魚球（鰻の醤油煮）
これは、店からの提案の料理。食べるまで気がつかなかったが、香港九龍城にある潮州料理店・
創發潮州店でだされる[魚善]皇[保/火]（鰻と大蒜の土鍋煮）に極めて近い一品。
鰻といっても、日本の蒲焼のようにさっぱりしていなくて、脂がたっぷりのっている。
日本人には好き嫌いが強く出ることと思う。恐らく、普段はこの味付けでは店ではだしていないだろう。
これは、私のリクエスト「廣東人好みの味付けで作ること」を忠実に再現した結果である。
素晴らしいことだ。
- 鹹魚鷄粒[保/火]飯（塩漬け発酵魚と地鶏の土鍋ご飯））
どうよ！ぼうじゃいふぁん！これにね、中国醤油をばーってかけて、よくかき混ぜて、
再度蓋をして５分待ちます。長いよ！
鹹魚の豊かな発酵臭がフワ−っと漂い、堪らないおいしさです。
もっと、下品に仕上げてくれると、もっと嬉しい。
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| 銀耳西瓜[中/皿]（喜） |
銀耳西瓜[中/皿]（福） |
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| 銀耳西瓜[中/皿]（上） |
銀耳西瓜[中/皿]（鳥瞰） |
銀耳西瓜[中/皿]（中） |
- 銀耳西瓜[中/皿]（白キクラゲ入り西瓜のデザート）
西瓜を器にした糖水。これが登場したとたん、大歓声があがる。
彫刻をみよ！[喜喜]（ダブルハピネス）、逆さ「福」（福が来た！）、
蓋には、「萬珍樓」、おまけに持ち手まで彫ってある。なんかカワイイ！
さっぱりして美味しゅうございました。
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| 食後の緑牡丹 |
☆ ★ ☆
『萬珍樓って、まあまあだ。』
そういうイメージ持ってました。
しかし、そのイメージは、この宴会から変わりました。
予約して、十分に相談すれば、圧倒的に旨い店であると断言します。
今回は、萬珍樓の底力を見せ付けられたという思いです。
大変な満足感とともに店をあとにしました。
萬珍樓本店
横濱市中區山下町１５３
TEL:045-681-4004
FAX:045-681-4008
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